Prologue
芸能界に入って2年、キョーコは18歳になり今や芸能界でも実力派女優としての地位を築き
忙しく過ごしていた。事務所の先輩であり、尊敬する人でもある敦賀蓮とも
ついに恋人関係へと発展し彼女は公私共に幸せな日々を送っていた。
それからさらに2年とい月日が経ち、お互いにかけがえのない存在へとなっていくが
キョーコのある言葉からその状況は一変する。

「演技の勉強をきちんとしたい」
それはキョーコが以前から思っていたことだった。そして、その思いを蓮もまた気づいていたが、
彼女を手放したくない一心で気づかぬふりをしていた。けれど、その時は来てしまう。
キョーコを応援したい気持ちと、キョーコに自分だけのものであってほしいという気持ち
2つの思いに揺れ動く蓮。そして、彼は・・・・・・・・・・。
それから4年。蓮の前から姿を消したキョーコが再び日本の地に足をつける。
そして、彼女は知る。かって自分が愛した男の変わり果てた姿を・・・・・。